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喫煙が呼吸器系に与える悪影響

執筆者:Suwanai編集部

タバコと呼吸器疾患の因果関係とは

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タバコは“もえかす”である煙を吸い込むわけですから、そのぶん肺は汚れ、呼吸器疾患に対して急性・慢性の影響は増すばかりです。喫煙が呼吸器系に与える悪影響をあらためて整理してみましょう。
 
急性の呼吸器疾患
基礎疾患がない場合でも、肺炎などを含む急性呼吸器疾患などを引き起こすリスクがあります。また、十分なエビデンスこそ立証されていないものの、身体の抵抗力において重要な役割を果たすT細胞の分裂をニコチンの成分が抑制するといった、免疫系への影響も考えられています。それにより、抵抗力の低下した身体は感染しやすかったり、炎症が起こりやすくなったりして、肺炎などを引き起こす可能性が高くなるのです。
 
慢性の呼吸器疾患
喫煙による酸化ストレスや炎症、タンパク質分解の調節バランスが崩れることなど、肺の組織を障害するような生体反応から、気道と肺胞が障害され、せき・たん・ぜいぜい・息切れなど、主要な呼吸器症状すべてを引き起こす原因となります。こうした障害が続くと、慢性閉塞肺疾患などの重篤な症状につながっていく可能性があるのです­­­­­。また、喘息のコントロール悪化の原因にもなります。
 

リスクを手放して、健康で明るい未来を

タバコを吸っていたころ、のどがイガイガして無駄に咳き込んでいる自分に違和感はありましたか? 人には恒常性という機能が備わっており、暑い日には発汗で体温を下げ、寒い日には震えて熱を生み出すことで、常に同じ体温を保とうとします。思考も同じで、タバコを吸う、むせる・咳き込むといった一巡が習慣化すると、本人は違和感も覚えず、それがタバコのせいであり、すぐにやめなければならない……とは、なかなか思い至りません。周囲の非喫煙者の多くがその光景を目にしながら「タバコのせいなんだから、タバコをやめればいいのに」と思っていても、です。
 
禁煙を続けている方であれば、禁煙を始めてみて、これまでと違った感覚はないでしょうか? せきやたんは以前ほどなくなり、呼吸もより深くできる気がするかもしれません。呼吸の改善は血流や自律神経系のバランスまでよくしてくれます。やがて肺機能が正常値に戻ったころには、より健康で安全な生活が待っているに違いありません。
 
得られるメリットは、自分自身のことだけに限りません。大切な家族やパートナー、子どもの疾患リスクも大幅に軽減されます。まだ免疫機能も未成熟な子どもの小児疾患(乳幼児突然死症候群や急性呼吸器疾患、中耳疾患など)のリスクを軽減することは、未来のためにも大いに価値のあることでしょう。
 
自らの意思でコントロールできる健康リスクは、なるべく軽減しておきたいものです。
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初回公開日:2019年10月29日 18:36:28